水廻り
リフォーム
■洗面台(洗面化粧台)・洗面脱衣所
■お風呂 ■トイレ ■キッチン
洗面台(洗面化粧台)・洗面脱衣所
洗面室は、お風呂やトイレに隣接し、脱衣場も兼ねている所、または脱衣場は、水を多く使う場所ですので、リフォームの頻度も高い箇所です。また、洗濯機も備えている場合、洗濯機を置くスペースも忘れてはなりません。
洗面・脱衣場のリフォームには、以下のような内容があります。
◎洗面台の機器の入れ替え
◎脱衣所内の壁材や床材の張替え
◎脱衣所スペースの拡張
◎洗濯機の設置スペース確保
また工事内容によって、工事期間中は入浴や洗濯が行えなくなる場合もありますので、工事にかかる日数も併せて確認しておきましょう。
毎日使う洗面台は、汚れが溜まりやすい設備です。古い洗面台を新しいものと交換するだけで、お家の洗面室を明るく清潔な空間に蘇えらせることができるでしょう。
●洗面台の機器の入れ替え
タッチセンサー付き水栓金具や、スライド引出しタイプの収納など洗面台にどのくら
いオプション機能が必要かチェックしておきましょう。
お風呂の脱衣所を兼ねている場合、約1坪の面積の中に、約750mm幅の洗面化粧台
が置かれている状態が一般的です。
●脱衣所内の壁材や床材の張替え
洗面脱衣所の壁は、洗濯機の裏側や洗面台周辺、お風呂あがりなど湿度が高くなりや
すいためカビが生じやすく、壁材を張替える頻度も高い箇所です。
湿気の多いお風呂の脱衣場の壁クロスは、耐水性タイプや防カビ配慮タイプを使いま
しょう。
床には、耐水性に優れたクッションフロアやフロアタイルがよいでしょう。
●脱衣所スペースの拡張
収納が少なく狭いと感じる脱衣所にお困りであれば、間仕切り壁を移動して、脱衣所
を拡張するリフォームを検討してみましょう。
お風呂
築10年を過ぎると、浴室のリフォームを検討し始める時期を迎えます。
浴室の種類は大きく分けると「在来工法」「ユニットバス」「ハーフユニットバス」の3パターンがありますが、最近はユニットバスのシェアが大多数です。
●「在来工法」とは、昔ながらの浴室の工法で、一般的な部屋に防水加工を施し、その
上にコンクリートやタイルでお風呂場を作っているものです。
防水加工をしている点以外は他の部屋と変わらないため、築20年位を過ぎるとタイ
ルがひび割れし、水漏れやシロアリなどのトラブルが発生しやすいというデメリット
があります。
●「ユニットバス」とは、浴槽や壁・天井・床などのパーツを工場で作り、施工現場で
組み立てるバスルームです。
全体が継ぎ目のない構造になっているので水漏れのリスクが少なく、またパーツを組
み立てるだけなので工期が短く済むなどのメリットがあり、最近の浴室で主流になっ
ています。
●この在来工法とユニットバスを組み合わせたものが「ハーフユニットバス」です。
浴室内に屋根の傾斜や出っ張った柱があるなどの理由で、規格サイズのユニットバス
が入らない場合に、間取りを変えることなくリフォームできるというメリットがあり
ます。
また浴槽の種類には
・FRP ・人工大理石 ・ホーロー ・ステンレス などがあります。
各メーカーの主な機能(オプションを含む)
●TOTO
・エアインシャワー ・お掃除ラクラクほっカラリ床 ・魔法びん浴槽
・お掃除ラクラク鏡 ・お掃除ラクラク大浴槽 ・お掃除ラクラクカウンター
など
●Panasonic
・スゴピカ素材 ・新W節水シャワー ・LED照明排水口 ・保温浴槽Ⅱ
・酸素美泡湯 ・スゴぽかフロア ・エステケアシャワー ・ナノイー搭載 など
●リクシル
・サーモバスS ・キレイサーモ ・フロア ・くるりんポイ排水口 ・キレイ浴槽
・キレイドア ・エコフル ・シャワー プッシュ水栓 ・キレイ鏡 など
●クリナップ
・床夏シャワー ・高断熱浴槽 ・浴室まるごと保温 ・足ピタフロア
・ハイポジション設計 ・スムーズ浴槽 など
新しいユニットバスにリフォームする際、以下のようなオプション機能を今後の使い勝手なども考えながら、必要かどうかを検討してみましょう。
・タッチ水栓 ・手すり/握りバー ・テレビ ・浴室暖房乾燥機
・ジェットバス ・追い焚き機能
トイレ
トイレは家族みんなが一日に何度も使用する場所なので、いつも清潔に保たせたい場所です。
洋式トイレは、タンク一体型とセパレート型、タンクレス型の3種類に分けられます。
●タンク一体型トイレ
便器とタンクが一体になっているタイ
隙間に汚れが溜まりにくいのがメリット。
●セパレート型トイレ
便器とタンクが分かれているタイプ
どちらかが壊れたときでも片方だけを交換することができます。
●タンクレス型トイレ
水道と直接つながっていることからタンクがないスタイリッシュな見た目
トイレの空間を広く見せられることやお手入れしやすいのがメリットです。
トイレのリフォームは便器の交換が主な工事内容ですが、便器の交換だけではなく
●温水洗浄機の交換 ●床や壁の張り替え ●収納の設置
といったリフォームを行うこともあります。
トイレの床や壁は便器と同じように衛生的に保つのが難しい箇所でもあるため、便器
の交換と同時にリフォームを行うときれいなトイレが蘇ります。収納スペースが少な
いと悩んでいる場合は、トイレに収納したい物の量に合わせて収納スペースを作ると
良いでしょう。
チェックポイントとして
●トイレは一度リフォームすると10~20年程度使うことが多いので、「機能」や「デ
ザイン」といった希望があるかもしれませんが、今の希望だけではなく長期的な視点
を持って判断することが大切です。例えば、20年後には手すりが必要かもしれな
い、滑りにくい床の方がいいかも、といったことも検討してみると良いかもしれませ
ん。
●計画性のある予算を立てる
ショールームなどで見ると理想ばかりが高くなってしまうこともありますが、リフォ
ームにお金をかけすぎて生活が苦しくなってしまうと困りますので予算に合ったリフ
ォームを行うことが望ましいでしょう。
●床や壁の素材を確認
トイレの床や壁は、思っている以上に汚れが飛び散りやすい箇所です。床や壁はトイ
レの雰囲気を左右するためデザイン性で選びたい人も多いと思いますが、消臭・抗
菌・汚れ防止(ペット対応)・撥水コート・水拭きOKなど、汚れが飛び散っても拭き
取りやすかったり臭いを吸収しにくいような素材を選ぶとお手入れが楽になります。
キッチン
キッチンのリフォームをする際は、まず現状の不満をチェックしましょう。そして、新しいキッチンはどういったものにしたいかをイメージすることが大切です。
◎手元が暗い、足元が寒い、高さが低くて腰が痛くなる、家族でのコミュニケーションがとりにくい、換気が弱い・・・など 不満な点をチェックすることで、デザイン好みで決めるのもいいですが、生活スタイルに合う間取りやデザインのキッチンにするかが見えてきます。
~キッチンスタイル~
◎対面式キッチン(オープンキッチン)は大きく分けて5種類あります。
●アイランドキッチン (周りが一周ぐるっと開いています)
●ペニンシュラキッチン (左右どちらかが壁にくっついている)
●セパレート型キッチン (シンクとコンロを別々に分けたキッチン)
●I型キッチン (コンロからシンクまでが横一直線に並んでいるキッチン)
●L型キッチン (その名の通りキッチンをL字型に曲げ、シンクとコンロ部分が直
角に配置されたキッチン)
◎対面式ではないキッチン(クローズキッチン)
●壁付けキッチン
キッチンの標準的な寸法・サイズ
●壁付けI型
メーカーが設定する標準サイズは、幅255cm・奥行き65cmであることが一般的で
す。
身長に合うキッチンの高さ
●基本は 身長÷2+5です。 例:155㎝なら高さは80㎝ が目安です。
それぞれのキッチンにメリット・デメリットがあります。
これを機会に自分に合う理想のキッチンを探してみてはいかがですか?